Disney+で視聴できるドラマ:「マンダロリアン」のシーズン2のフィナーレでは、若いルーク・スカイウォーカーが登場し、ファンに大きな驚きを与えました。
このルーク・スカイウォーカーの登場シーンは、最新の技術と映画製作の工夫によって実現されましたのですが、1977年の「スターウォーズのエピソード4」から40年近く立っているにも関わらず、若かりし頃の姿でびっくりした方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、「マンダロリアンのルークはどうやって撮影したのか?」について解説していきます!
以下では、具体的な撮影方法を解説します。
マンダロリアンのルークはどうやって撮影した?
結論からいうと、Unreal Engineと呼ばれるゲームエンジンでレンダリング(データの処理・演算によって画像や映像を表示すること)した背景をリアルタイムで表示させる、という方法でルークを撮影しています。
もちろん、当時最新の技術が使われていたので、初の試みであったとのことです。また、ほかにも以下の演技手法や技術が使われています。
デジタル技術と俳優の組み合わせ
マーク・ハミル本人が演じた若いルーク・スカイウォーカーの映画や写真などの過去の映像を基に、彼の若い頃の顔のデジタルモデルを作成しています。
ルークの体の動きを演じた(ボディダブル=替えの俳優)のは、俳優のマックス・ロイド=ジョーンズです。彼はルークの体の動きを演じ、CGIと組み合わせるためのベースとなる演技を提供しました
このプロセスでは、細部まで忠実に再現するために多くの方法が使われます。
CGI(コンピュータグラフィックス)
現在の俳優の顔にCGI技術を使ってデジタル処理を施し、若い頃の顔を再現しています。
このプロセスでは、シワや肌の質感などを若々しく見せるために高度な技術が使われます。
モーションキャプチャー
ボディダブルの俳優(マックス・ロイド=ジョーンズなど)が演じる体の動きや表情をキャプチャーし、それをデジタルモデルに適用します。
モーションキャプチャースーツを着た俳優が演技を行い、そのデータがデジタルモデルに反映されます。
ちなみに、ディープフェイク技術も利用されましたが、結局のところはまだまだ技術としては至らず、実際には使われなかったそうです。
ポストプロダクション(撮影後の仕上げ作業)
撮影後、視覚効果チームがCGIと俳優の演技を統合し、リアルなルーク・スカイウォーカーを作り上げました。
この過程では、細部にわたる調整と修正が行われ、自然な仕上がりを追求したのです。
また、マーク・ハミルの声を使用して、音声の調整も行われました。彼の声を若返らせるための加工が施され、視覚効果と一致するようにしました。
マンダロリアンのメイキング映像
以下は、マンダロリアンのメイキング映像となります。
全て英語となってしまっている、かつシーズン1の内容のものになりますが、映像を見るだけでもすごい技術が使われていることがわかります。
とくに、登場人物にフォーカスされてピンボケしている背景などは「LEDウォール」を使って制作されたんだとか。
てかそもそもスターウォーズ全般、昔の映画なのによくあそこまでの特殊技術を使って臨場感を出せたことに驚きです。
マンダロリアンのルークはどうやって撮影した?のまとめ
ここまで、マンダロリアンのルークはどうやって撮影したかの方法について解説しました。
「マンダロリアン」のルーク・スカイウォーカーの登場シーンは、最新のデジタル技術、ディープフェイク、俳優の演技、そして視覚効果チームの努力の結晶といえます。
上記で紹介した技術により、ファンが感動するリアルな若いルーク・スカイウォーカーが実現されました。
ほんとに映像技術って進化しましたよね…!