地球の誕生には、約46億年という壮大な時間がかかってできましたが、中には「そもそもどうやって地球ができたのか?」と疑問に感じる人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、どうやって地球ができたのか?を簡単かつ具体的に解説していきます!
数億年という単位が出てくるので、全然イメージできないですよね…w
(3ステップ)地球はどうやってできた?
以下で早速、地球はどうやってできた?を順番に3ステップで解説します。
原型地球の完成
46億年前(ビッグバンは137億年前)、星間ガスや塵が重力によって集積し、これにより地球の原型が誕生しました。
この地球の原型は、重力によって引き寄せられた塵はもちろん小惑星などの衝突も頻繁に起こっていました。さらに、ニッケルと鉄を核としながら地表にはマグマができていたので、とても生物が住める環境ではなかったのです。
そのため、マグマで表面がドロドロの状態だったので「マグマオーシャン」とも呼ばれています。
地殻の形成
これらの微惑星が衝突によって生まれた熱で微惑星が溶け、重力によって重たい物質が中心に集まり、軽い物質が表面に浮き上がりました。
その後、火山活動や隕石衝突によって、水蒸気や二酸化炭素などのガスが放出され、原始大気が形成されました。その後、惑星の衝突なども減ってきて、地表の表面の温度が下がって地殻ができ、雨が降ることで海が誕生しました。(以下地球内部のイメージ図)
引用:https://kids.gakken.co.jp/kagaku/kagaku110/anything0804/
ただ、地球に最初に降った雨が地表を冷却したのですが、我々の日常で降る雨とは異なり、ものすごく強い豪雨だったうえ、80℃にもなる熱湯が1,000年もの間降り続いていたそうです。
ちなみに、内核までの距離は6,400kmですが、この距離は日本から「ツバル」という国までの距離と一緒ですw
大陸の誕生
大陸誕生の鍵となるのが、プレートテクトニクスと呼ばれる地球内部のダイナミズムです。 地球の表面は、マントルと呼ばれる熱い岩石層の上に浮かぶプレートと呼ばれる巨大な岩盤で構成されています。
マントル対流によってプレートは常に動き続け、互いに衝突したり、離れたり、沈み込んだりしています。
プレートテクトニクスによって、大陸は主に以下の4つのメカニズムで形成されました。
- 火山活動とマグマの固化: 海底で噴出したマグマが固まって島々が形成され、それが集まって大陸の核となる。
- 大陸衝突: 互いに移動するプレートが衝突し、山脈や大陸が隆起する。
- プレート沈み込み: 一つのプレートが別のプレートの下に沈み込み、大陸の縁が形成される。
- 大陸分裂: 一つの大陸がプレートの動きによって分裂し、新たな大陸が形成される。
そして、過去数億年、大陸は絶えず移動して形状を変え続けてきたのです。ちなみに、ざっくりした大陸移動のプロセスは以下の通りです。
- 約3億年前: ほとんどの大陸が一つの超大陸パンゲアに集結していた。
- 約2億年前: パンゲアが分裂し、現在の北米、南米、アフリカ、ユーラシア、インド、オーストラリアの大陸が形成された。
- 現在: 大陸はさらに分裂・移動を続け、現在の形に近づいている。
生物はどうやって誕生したのか?
海の中で、化学物質が複雑な化学反応を繰り返すことで、40億年前に生命が誕生したと言われていますが、実は完全には解明しきっていません。
「最初は単細胞生物で、海から長い時間をかけて進化し、多様な生物が誕生した。」という今では一般的な主張は、アレクサンドロ・オパーリンの「化学進化説」がベースとなっています。
この仮説は、擬似的に当時の地球の状態を化学反応によって有機化合物が生成された、という実験も行っているものの、そもそもの環境が異なっていたのではとも言われているのです。
単細胞生物の誕生後、らん藻類の「シアノバクテリア」が大量発生、太陽の光と水中の二酸化炭素を使って光合成をして酸素ができ始めました。
そして、原核生物が他の原核生物と共生し真核生物となり、その後「エディアカラ動物群」と呼ばれる、クラゲのような軟体生物が誕生したとされています。
人間の誕生は500万年前と言われていますが、地球の誕生からするとめちゃくちゃ最近な感じがしますね。
(3ステップ)地球はどうやってできた?のまとめ
ここまで、地球はどうやってできたのかを3ステップで解説し、生命の誕生も解説しました。
地球ができた背景には地理や小惑星が重力によって引き寄せられ、ここで地球の原型ができています。そこから火山活動や隕石衝突などによって、大気が発生し、雨が降って地表が冷却、海と生命が誕生していく、といった流れです。
理科の授業でもやったところですが、僕はほとんど忘れてました…w