渋滞は、通勤や通学、旅行など、日常生活に大きな影響を与えます。渋滞情報を事前に調べることで、スムーズに目的地に到着できるので、特に車を使う人は毎日調べることもあります。
一方、ネットやアプリで調べると、すぐに渋滞情報がわかるのですが「どうやって渋滞情報を調べているのか」疑問を持つことも多いのではないでしょうか?
そこで今回は、渋滞情報を「どうやって」調べてるのか、そして渋滞情報を調べる方法を5選ご紹介します!
渋滞情報はどうやって調べてる?
高速道路や一般道の渋滞情報は、「トラフィックカウンター」と呼ばれる計測器で調査しています。(以下イメージ図)
引用:https://www.dc.ogb.go.jp/road/michiarekore/its/setubiget.html
首都圏近郊では「約2km」の間隔で埋め込まれており、
- 車の台数
- 車の種類(小型車・大型車)
- 車の速度
などが計測できます。また、トラフィックカウンターには「一般検知型」と「車両検知型」があり、前者は「10分ごとなど、特定の時間ごとに車両台数を記録するもの」で、後者は「車両が通過した際にデータを登録するもの」です。
特に、交通量が多い場合には「一般検知型」、交通量が少ない場合には「車両検知型」が使われ、両者で計測した車の速度から、渋滞情報を判断しているのです。
また、「日本道路交通情報センター」が実施している渋滞情報の収集方法は以下の2つがあります。
- 警察や高速道路会社などの交通管制システムや道路管理システム(管理者オンライン情報)
- 日本道路交通情報センターの駐在員が、直接、「警察交通管制センター」や「道路管理者」への取材
色々な手段で渋滞情報が収集されていることがわかりますね。
渋滞情報がすぐわかる方法4選
ここでは、渋滞情報を調べる方法を4選ご紹介します。一つの方法だけだと、知りたい情報にすぐ辿り着けない可能性もあるので、以下の方法を把握しておくことがおすすめです!
1. インターネットで調べる
インターネットには、渋滞情報を提供しているサイトやがたくさんあります。
これらのサイトでは、道路の渋滞状況をリアルタイムで確認することができます。また、過去の渋滞状況も確認できるので、今後の渋滞予測にも役立ちます。
2. ラジオやテレビで調べる
ラジオやテレビでも、渋滞情報を放送しています。
- 各局の交通情報
- 日本道路交通情報センター
交通情報では、道路の渋滞状況や、事故や工事による通行止めなどの情報を放送しています。ニュースでは、渋滞の原因や影響など、より詳しい情報を放送していることもあります。
また、カーラジオ(AM)の受信周波数を「1620kHz」にすると、最新の交通情報を聞けるので、お手持ちのラジオがあればぜひ聞いてみましょう。
3. カーナビで調べる
カーナビには、渋滞情報を表示する機能が搭載されているものがあります。
カーナビで目的地を設定すると、渋滞状況を踏まえたルートを案内してくれます。また、渋滞の回避ルートを提案してくれる機能もあります。
たとえば、「VICS WIDE対応のカーナビ」であれば、5分毎に最新のVICS交通情報を受信してくれるので、渋滞情報を聞けるほか、自動的にリルートしてくれるのが便利です。
以下のURLから、VICS WIDE対応のカーナビが閲覧できます。
4. アプリで調べる
スマートフォンのアプリでも、渋滞情報を提供しているものがあります。
- NAVITIME
- Yahoo!カーナビ
- Googleマップ(Appleアプリはこちら、Androidアプリはこちら)
これらのアプリでは、インターネットで調べるのと同じように、道路の渋滞状況をリアルタイムで確認することができます。また、過去の渋滞状況も確認できるので、今後の渋滞予測にも役立ちます。
渋滞の種類とは?
高速道路における主な渋滞原因には、以下の3つがあります。
- 交通集中渋滞:狭い道などに交通が集中することにより発生
- 工事渋滞:一般道・高速道路工事の規制に伴って発生
- 事故渋滞:交通事故によって発生
ちなみに、上記のひとつ「交通集中渋滞」は、全国における全渋滞の約64%だそうです。
ちなみに、渋滞が発生しやすい道は「悪路」でも「高低差が激しい道路」でもなく、実は「緩い上り坂」なんだとか。理由は、気づかないうちに減速している車が多くなるからだそうです。
【初心者向け】これだけわかればOK!渋滞情報の読み方
たとえば、「海老名から横浜町田渋滞20km 30分」という渋滞情報があった際は、
- 「海老名〜横浜町田」の区間を通過するのに30分かかる
という意味となります。
一方で、現実にはそれ以上の渋滞になっているケースもあれば、その地点に到着するころには渋滞が解消していることもあるので、常に渋滞情報はカーナビやアプリでチェックしておくべきといえます。
なので、20kmの渋滞が30分でつくられた、というわけではないので注意しましょう。
渋滞情報はどうやって調べてる?のまとめ
ここまで、渋滞情報は「どうやって」調べてるか、渋滞情報がすぐわかる方法についても4つご紹介しました。
車を持っている人であれば切っても切り離せない渋滞情報ですが、渋滞情報は約2kmの間隔で設置された「トラフィックカウンター」で計測していました。また、日本道路交通情報センターがオンライン&オフラインで収集した情報を発信しています。
このような渋滞情報は、事前にしっかり確認しておかなければ「時刻通りにつかない」ケースに発展してしまうので注意しましょう。
個人的には、明日の到着時刻を前日の夜に調査したとしても、日中と夜中の交通量は異なるので、早めの時間が表示されてしまうので、事前の「渋滞情報予測」の方をチェックすることをおすすめします。