睡眠の質を高めたい、健康的な生活を送りたい…そんな方にオススメなのが、スマートウォッチによる睡眠計測です。
一方で、スマートウォッチを手首につけるだけで「どうやってレム睡眠などを計測しているのか?」が気になる人も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、スマートウォッチが「どうやって」レム睡眠を測定しているのか、その仕組みを詳しく解説します。
スマートウォッチでレム睡眠はどうやって測定してる?
スマートウォッチで睡眠を測る仕組みとして、主に以下2つのセンサーを使いつつ、これらのセンサーデータを組み合わせることで、睡眠時間、睡眠の深さ、睡眠の質などを推定できるのです。
加速度センサー
体の動きを検知し、睡眠中の体の動きを記録します。つまり、体の動きが少ないほど、深いレム睡眠であると判断されます。
この加速度計は別名「睡眠トラッカー」「モーションセンサー」「アクセラレータ」といい、後述する心拍計(光学式心拍計)とともに、これらのセンサーを使用して睡眠中の身体の動きや心拍数を測定します。
他にも、起きているときには「歩数・移動距離・消費カロリー」なども計測できる、スマートウォッチには必須の機能です。また、「X軸:前後方向の動き、Y軸:左右方向の動き、Z軸:上下方向の動き」の3軸の動きを計測できます。
逆に、眠りが浅い状態はよく動くので、加速度センサーが反応して「睡眠が浅い」と判断するわけですね。
光学式心拍センサー
心拍数を測定し、睡眠中の心拍数の変化を記録します。心拍数が低いほど、レム睡眠であると判断されます。
レム睡眠中は、通常、心拍数が増加したり変動したりすることがあります。心拍計を使用して睡眠中の心拍数をモニタリングし、レム睡眠の期間を推定するのに役立ちます。
従来の心拍センサーは、胸に装着する必要がありましたが、光学式心拍センサーは、手首に装着するスマートウォッチで簡単に心拍数を測定することができます。
光学式心拍センサーは、以下の仕組みで心拍数を測定します。
- 緑色のLEDで手首を照らす
- 血液が光を吸収する
- 光の吸収量の変化を光センサーで検知
- 心拍数を計算
スマートウォッチで脳波は計測できる?
結論から言うと、現段階ではできません。
できたとしても、ある一部分の脳波の計測しかできず、全然正確ではないデータ(=生活などに活かせない)となるでしょう。
脳波の計測にはヘッドギアみたいな装置がやっぱり必要となるので、「一部のスマートウォッチには、脳波センサーが搭載されています」とあっても、どのような種類の脳波が測れるのか?はチェックしたほうが良さそうです。
また、脳波を測るデバイスはあるにはあるのですが、どんなにスマートなものでも以下のようなデバイスです。
引用:https://brain-tech.jp/rental/
ヘッドギア型のデバイスでは20万以上するものもあり驚きました…!
(4,000円以内)レム睡眠を計測できるスマートウォッチとは
睡眠が計測できるスマートウォッチは数多くありますが、機能が多くても使いこなせなければ意味がありません。
また、多くのスマートウォッチはスマホのアプリと連携してデータを見るので、アプリにて複雑な操作がいらないものにすると、購入後にすぐに使えてスムーズです。
そして、睡眠時間を測るだけであればそこまで高いスマートウォッチでなくても十分です。しかし、機能不足(心拍数計測ができない、アプリがないので最低限の機能しかない)には注意したいところろです。
そのため、スマートウォッチを購入する前には「スマートウォッチで何がしたいのか?」は整理しておくことが必須です。たとえば、以下のスマートウォッチは「評判・価格・機能」よし、の3拍子揃ったスマートウォッチです。
これ一個あれば十分ですね!
スマートウォッチでレム睡眠はどうやって測定してる?
ここまで、スマートウォッチでレム睡眠はどうやって計測しているのか?や、脳波計測の可否、おすすめのスマートウォッチまで紹介しました。
スマートウォッチは老若男女つけている人も多いうえ、大体がApple Watchをつけており、購入ハードルが高く見えがちです。
しかし、数千円台で「睡眠、心拍数、血圧」を計測できるモデルも数多くあるので、一個持っておくと便利ですよ!
地味に腕時計のように手首で時間を見られるのが結構便利ですw